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市川森一 古事記 天語り(あまがたり)
日本人のルーツを探る 壮大な旅、悠久の彼方へ!
現在世界の若者に圧倒的に支持されて、日本の新しい文化の一つになったジャパ二メーションは、正に「古事記」から受け継がれたファンタジーの世界観です。
私たちはいま一度、いにしえの国造りの情熱に燃えた万葉人たちにならって、「古事記」の旅に出てみたいのです。
"朱雀門の風鐸が、三笠山を越えてきた野分の風と戯れている。上代の大王が率いる大軍にも見える黒い雲の群れが、生まれ立ての都大路や宮城を呑み込まんばかりの勢いで大空を渡って行く"
古事記 神代篇(前篇)市川森一古事記より
市川 森一 原作
脚本家、劇作家、小説家
1941年4月17日、長崎県諫早市生まれ。
日本大学芸術学部卒業後、1966年「怪獣ブースカ」で
脚本家デビュー。「ウルトラマンシリーズ」など子供向け番組を手掛けた後、ドラマ「傷だらけの天使」「淋しいのはお前だけじゃない」、NHK大河ドラマでも「黄金の日々」「山河燃ゆ」「花の乱」など、数々の大ヒット作を世に送り出した。
日本放送作家協会理事長を長く務め、文化省中央教育審議会や文化庁国民文化祭などの委員、故郷では長崎歴史文化博物館名誉館長、諫早市立図書館名誉館長等を歴任した。
2011年12月10日永眠。享年70歳
市川 愉実子 脚本
長崎県諫早市出身。短大卒業後上京。
「青空に飛び出せ(TBS青春ドラマ)」「チビラくん(円谷プロ児童怪獣ドラマ)」「シルバー仮面(TBS)」「昼のプレゼント(NHK)」等の脚本、構成台本を担当。結婚を機に現役を退き、兄・市川森一の助手を、四十数年務める。
2014年からスタートした「ドラマティック古事記」シリーズに参加。
「執筆は新たな発見」と言う兄の遺訓を胸に、毎回、《兄ならどう描くか?》で奮闘。
「古事記の舞台も、兄は自分が語りたかった物語、兄の夢の続きを見ているようなものです。」
マークエステル 神話絵画
Marcestel Squarciafichi
1943年パリに生まれる。1970年大阪万博に初来日。京都清水寺で水彩画の滲みに魅せられ、外交官を辞め画家に転身。
日本の精神的文化の原点を「古事記」の中に見出し、油絵の滲みの技法で日本の神々を描き、伊勢神宮、出雲大社をはじめ全国180社の神社に奉納活動を続けている。
2014年文化関係者文部省大臣表彰を受賞2015年九州国立博物館にて個展。2017年東京新国立劇場オペラハウスにて「ドラマティック古事記」に作品映像を提供する。
松本 俊行 音楽
(composer、arranger、keyboardist)
ミュージカル、ストレートプレイ、コンテンポラリーダンス等の舞台音楽を数多く手懸ける。また昭和歌謡とプログレ、
フォークなどを融合させた独自のスタイルのユニット
「千のアカシ」のメンバーとしても活動中。
舞台作品:『ドラマティック古事記』シリーズ
(原案:市川森一、脚本:市川愉実子)
『幸せな時間』(作・演出:友澤晃一、主演:尾藤イサオ)
『コードギアス~反逆のルルーシュ』(演出:荻田浩一)『マスカレード』(演出:Diamond⭐︎Dogs)ほか
音楽舞台・CD等:荒木一郎「デビュー50周年記念コンサート」(Piano & Band Master)
千のアカシ『千のアカシ』(アルバム)
渚ようこ『novella d’amore』(アルバムプロデュース)ほか
後藤 像二 古事記解説
1956年宮崎に生まれる。大阪芸術大学芸術計画学科卒業、銀座美術画廊に30年勤務。
古事記研究家として、宮日カルチャー講師
「古事記から読み解く私たちの生活」講座を開催。
宮崎県内の小中学校に古事記の普及活動をしている。マークエステル九州事務局代表を務める。
柴田 美保子 語り部
本名・市川美保子。大阪市出身。
児童劇団を経て、大阪府立生野高校在学中の1965年4月からNHKで1年間放送された「チコちゃん日記」の主役でデビューした。その後、テレビドラマ、映画、舞台で活躍する。
1972年、脚本家の市川森一と結婚。1980年から6年半にわたりテレビ朝日の「モーニングショー」で司会を担当する。伊丹十三監督の映画には「マルサの女2」「静かな生活」など5作に出演する。
2013年11月の宮崎公演から始まる市川森一原作「ドラマティック古事記」シリーズは宮崎や京都、福岡、東京・新国立劇場オペラハウスでも上演され、語り部を務めている。また、一人語りの「古事記天語り」の活動も各地で行っている。市川森一脚本賞財団理事。